TVアニメ「推しの子第2期」では、原作の「2.5次元舞台編」について描かれています。
本記事では、「推しの子第2期」17話「成長」の感想について書いていきます!
※この記事はネタバレを含むのでご注意下さい。
17話のあらすじ
「推しの子第2期」 17話 「成長」は、原作6巻 第56話「緒戦」、第57話「ヘタクソ」、第58話「成長」などがベースとなっているようです。
【17話あらすじ】
優秀な『東京ブレイド』出演陣に囲まれて、メルトは無力な自分に苦しんでいた。『今日あま』での後悔をバネに地道な努力を続けてきたメルトに、アクアが授けた秘策とは──!?
引用元:(アニメ「推しの子公式サイト」)
前回16話では、再開した2.5次元舞台「東京ブレイド」の稽古中心のストーリーでした。役者たちの対立軸や、それぞれの演技の魅せ方について描かれていました。
17話では、遂に幕を開けた2.5次元舞台「東京ブレイド」の内容や、演者たちの舞台裏について描かれるようです。遂に神回きたか・・・?!必見です!!
本編の感想
今回は、大根役者と言われていた鳴嶋メルトにフォーカスされそうです!
↓今までの展開について、前回の感想を読みたい方はこちらをどうぞ!
いよいよ舞台「東京ブレイド」が開幕!!
舞台は、一体どんな内容になっているのだろう?!
期待しかない!!
「東京ブレイド」作品について
ここで、舞台本編が始まる前に「東京ブレイド」という作品について、大まかなあらすじや配役についてみていきましょう!
作者:鮫島アビ子。公式略称は「東ブレ」。
主人公(ブレイド)が一振りの刀を手に入れたところから始まる。
「東京」を舞台に世界の命運を決める21本の刀を巡って、「新宿クラスタ」と「渋谷クラスタ」の2大勢力がバトルを繰り広げるストーリー。
原作漫画は累計5000万部を突破し、アニメや映画化もされ、いずれも大ヒットを記録。
配役は、以下の通りです。
渋谷クラスタ | 新宿クラスタ |
---|---|
・黒川あかね : 鞘姫(さやひめ) ・鴨志田朔夜 : 匁(もんめ) | ・星野アクア : 刀鬼・有馬かな : つるぎ ・鳴嶋メルト : キザミ | ・姫川大輝 : ブレイド(主人公)
舞台「東京ブレイド」開幕
遂にTVアニメ視聴者も待ちに待った、2.5次元舞台「東京ブレイド」の幕開けです!
舞台プロローグでは、音楽に合わせて役者が次々に登場し紹介されていきます。
TVアニメ12話冒頭の映像が蘇りますね
劇中では「東京ブレイド」という作品のあらすじについても紹介され、初見のTVアニメ視聴者にとっても分かりやすいですし、
TVアニメ化した舞台「東京ブレ」の演出がリアルで、まるで本物のステアラ舞台を観ているようで素晴らしいと思いました
「推しの子」制作会社 動画工房さんの本気を感じましたし、TVアニメ化をするメリットだと思いました!
第一幕
第一幕では、主人公・ブレイド(姫川大輝)vs つるぎ(有馬かな)の対決が繰り広げられます。
つるぎ(有馬かな)は激しいワイヤーアクションで登場し、ブレイド(姫川大輝)もそれに応戦します。
この2人の対比演出が、とてもカッコ良すぎる!!
姫川大輝、有馬かなの演技には感情がこもっていて、アクションに迫力があるので、とても見応えあるシーンでした!
他にも劇団ララライの役者たちが次々に登場し、それぞれの演技が光ります✨
舞台「東京ブレイド」のストーリーは進んでいき、主人公ブレイドは”鬼退治”と次々に仲間を作っていきます。
「東京ブレイド」は何となく、桃太郎みたいな物語だと思いました笑
大根役者 鳴嶋メルト
舞台の物語は第二幕に進み、匁(鴨志田朔夜)vs キザミ(鳴嶋メルト)の対決から始まります。
関係者席には、雷田プロデューサーと鏑木プロデューサー(インターネットテレビ局)が、2人の演技について批評しています。
このシーンでは、2.5次元の舞台で活躍している人気役者・鴨志田朔夜と、”今日あま”のドラマで棒読みの大根役者と言われた鳴嶋メルトの対比が描かれています。
そんな大根役者・鳴嶋メルトは今回、”顔が良い””市場がある”などの理由で、鏑木Pのコネ出演となっています。しかし、起用理由はそんなに単純なものではなかったようです・・・!
鳴嶋メルトは、ドラマ”今日は甘口で”で、評判を落としてしまった役者です。
舞台「東ブレ」の観客席には、”今日あま”原作者・吉祥寺頼子先生の姿も見え、当然メルトを厳しい目で見ていました。
確かに原作者側からしたら、”自分の宝物”とも言える作品をドラマ化で大根役者に汚されてしまっては、耐え切れないですし、何で起用された?とも思ってしまいますよね・・・
しかし、メルトは観客や”今日あま”原作者の厳しい視線に負けず、「東ブレ」舞台上で必死の演技を披露しますが、メルトはこの舞台を通してどう化けるのか注目です!!
そして、メルトを推していた鏑木Pの”思惑”も気になりますし、見る目は確かなのでしょうか・・・?!
メルトの過去、努力
ここでは、大根役者・鳴嶋メルトが自分自身の過去や演技について見つめ直すシーンが描かれていますが、
どうしてもルックスが良い人間は周りからチヤホヤされ持ち上げられるので、人によっては天狗になってしまい、そのせいで”本質的なもの”に気がつかず、努力不足になるようです。
舞台「東ブレ」の稽古期間では、メルトはアクアに演技についてのアドバイスを受けていますが、
このアドバイスがメルト自身に刺さり、メルトは舞台開幕までトレーニング、役作りなど相当な努力をします。
このシーンでは、メルト以外の役者の努力も描かれ、演技は本当に奥が深い・・・!と素人から見ても勉強になりました。
具体的には、自分の演じるキャラだけでなく他のキャラの考察もする黒川あかねや劇団ララライの役者たちの役作りも徹底していて、役者は本当に凄いなと感じました!
メルト覚醒
メルトは自分なりに相当な努力をし、舞台上で遂に覚醒します・・・!
ここでは、主人公・メルトが爆誕!してしまい、TVアニメ勢もメルトの努力や演出に大騒ぎでした!!
「この一ヶ月をこの一分の為に注いだ」ボロボロになった刀の柄や手のマメが、メルトの努力を物語っています。
この素晴らしい演技が観客や制作サイドにも伝わり、大根役者と言われていた鳴嶋メルトは成長を遂げました・・・!
そしてメルトはこの演技を通し、演じることの楽しさを身をもって実感することになり、人間的にも大きな成長を遂げます。
メルトがアクアにアドバイスされていた「感情演技」や本人の努力は改めて重要なのだと実感しました。
メルトを推していた鏑木Pの”努力する子”を見る目は確かでした!
そして役者だけでなく、舞台関係者の耽美眼凄すぎる・・・!と思ってしまいました。
まとめ
ここまで読んで頂きありがとうございました🙇♀️
17話では、遂に開幕した2.5次元舞台「東京ブレイド」について描かれました。
特に、大根役者と言われた鳴嶋メルトの演技についてフォーカスされ、メルトの「成長」と共に、TVアニメオリジナルの演出も視聴者を釘付けにしました。
期待を裏切らないような充実した神回でしたね!
表面的なものだけでなく、”本質的なもの”を見る大切さを教えてくれたような回でした!
TVアニメ「推しの子」では「2.5次元舞台編」が描かれていますが、作画や演出の素晴らしさは実際にみないと伝わりにくいと思うので、未視聴の方はぜひTVアニメ版もご覧下さいね!
次回18話では、どの役者にフォーカスされるのか・・・?期待ですね!